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Keith Jarrett / Sun bear concerts

キース・ジャレットのピアノソロ集を続けて聞きました。

ご承知のように、1976年の11月に日本の五会場で行われた演奏ですが、短期間にこれだけの音楽を紡ぎ出せるなんて信じられない。どんな毎日を過ごしていたらこのように澄んで、大胆なくらいに正直な音楽を連夜のように生み出せるのだろう。

私がいつも使っていない心の部分に次々と彼の音楽が響いてきて、いつのまにか固まってしまっていた私の魂が少しずつ拓かれていくようでした。


私は今でもずいぶんひどい人間だけれど、音楽がなかったら、私はどんな無惨な人間になっていたのだろう。

それにしても6枚目のアンコール集の二曲目の東京演奏には不意を衝かれた。

聞いていて自然に目尻に涙が浮かび、やがて涙は頬をつたわってしまった。


なぜ涙が出たのだろう。

美しいからか。
哀しいからか。
切ないからか。
わからないからか。
生きているからなのか。


私はずっと以前、キース・ジャレット・トリオの「チェンジレス」を聞いていて、このようにいつの間にか泣いてしまっていたことがあった。

またこのように音楽を聞いて、自分に涙が出るとは思ってもみなかった。

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コメント

音楽を聴いて流れる涙は、無心のものなのではないか、と、常々思います。
家内をなくした後、それは最も信頼した友人の死の直後でもありましたが、その初めての公開演奏で、私もメンバーも、プログラムの終演までは涙は流しませんでした。出なかったのです。
アンコールになって、初めて、自然に涙がこぼれました。見ると、何人ものメンバーがそうでした。
そこに「死を悼む」という思いは、ありませんでした。生きていたつまや友人への回想もありませんでした。(あとでメンバーとも確かめ合ったことです。)
ただ、みんなの中にあった、何かが、涙で浄められたのだなあ、と、思っています。
・・・珍しく、その時の演奏は、澄んだいい音をしています。

投稿: ken | 2008/08/07 23:34

Kenさん、
イワン@学会出張中です。
心のこもったコメントをありがとうございます。
Kenさんのお心遣いがほんとうに身にしみます。
ありがとうございます。
またいつかお会いしましょう。

投稿: イワン | 2008/08/08 19:04

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