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2008年8月

Keith Jarrett / Sun bear concerts

キース・ジャレットのピアノソロ集を続けて聞きました。

ご承知のように、1976年の11月に日本の五会場で行われた演奏ですが、短期間にこれだけの音楽を紡ぎ出せるなんて信じられない。どんな毎日を過ごしていたらこのように澄んで、大胆なくらいに正直な音楽を連夜のように生み出せるのだろう。

私がいつも使っていない心の部分に次々と彼の音楽が響いてきて、いつのまにか固まってしまっていた私の魂が少しずつ拓かれていくようでした。


私は今でもずいぶんひどい人間だけれど、音楽がなかったら、私はどんな無惨な人間になっていたのだろう。

それにしても6枚目のアンコール集の二曲目の東京演奏には不意を衝かれた。

聞いていて自然に目尻に涙が浮かび、やがて涙は頬をつたわってしまった。


なぜ涙が出たのだろう。

美しいからか。
哀しいからか。
切ないからか。
わからないからか。
生きているからなのか。


私はずっと以前、キース・ジャレット・トリオの「チェンジレス」を聞いていて、このようにいつの間にか泣いてしまっていたことがあった。

またこのように音楽を聞いて、自分に涙が出るとは思ってもみなかった。

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