« 2007年3月 | トップページ | 2007年5月 »

2007年4月

Eric Clapton + Glenn Kotche

二週間の出張から帰ってきて、やらなければ
ならない仕事は山ほどあるのですが、なかなか
調子がでません。

というわけで、聞く音楽も、日頃は聞かない
ちょっとテンション低めの音楽。

まずはEric Clapton / After Midnight Live

音質はよくないのですが、廉価版だし、まあ
文句は言わないということで。

それよりも選曲がいいので、私は店頭で衝動買い
しておりました。
特に私はI Shot the Sheriffなんて高校生の頃から
意味無く偏愛しています。
また、Laylaなんてとにかく名曲ですよね。
あ、あと、Sunshine of Your Loveも大好きです!

http://www.hmv.co.jp/product/detail/1276370

ディスク:1
1. Crossroads
2. White Room
3. I Shot the Sheriff
4. Lay Down Sally
5. Wonderful Tonight
6. Tearing Us Apart
7. After Midnight
8. Can't Find My Way Home
ディスク:2
1. Badge
2. Same Old Blues
3. Cocaine
4. Layla
5. Money for Nothing
6. Sunshine of Your Love

で、次に聞いたのが、これまた昔買ったきり
あまりきいていなかったGlenn KotcheのMobile
というCD
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1403109
http://arts.guardian.co.uk/reviews/story/0,,1727333,00.html

「Wilcoのドラマー」、「もっともジャズに近いロック・ドラマー」
などといった宣伝文句に惹かれて買ったような記憶がありますが、
今聞きなおしてみますと、とても聞きやすいミニマル系の現代音楽
といった感じ。リズムフェチの私としてはこんなの好きです。

ちなみにWilco
http://www.wilcoworld.net/
はTIMEの紹介記事が面白く、A Ghost is Born
というCDを買ったきりですが、機会を見つけて
もう少し買ってゆきたいです。

そういえば村上春樹もこのバンドを好きって言っていました。

話戻ってこのCDは、何か「ヌルイ」感じがして、エッジのきいた
音楽が好きな私としてはあまり聞いておりませんでしたが、
今日のようにスローな気分の時はこのくらいがいいかもしれません。

まあ、体調次第で、好きな音楽も変わるということで。

おそまつ。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

4/7-21と長期出張します

ネットへのアクセスもほとんどできないかも
しれません。今回は各地を転々とする出張
ですから、音楽の出会いもないかと思います(涙)。

皆さん、お元気で!


あ、それから業務連絡(笑)

matryosika dollさん、
チョコレートケーキさん、
イワンまで個人メールください。
内密にお知らせしたいことがありますので。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

JOS VAN IMMERSEEL+Anima Eterna  / Mozart Symphony No. 41

「ヨースケ、お前はリッパな人間になるのだよ」

「トーチャン、リッパな人間って何さ?
お金持ちやソーリダイジンのことかい?」

「いやいや、そんなのとはまったく関係ない。
人間として、凛として、風格があるというこさ」

「リンとして、フーカクがあるなんて全然わかんないや」

「そうさな、それも仕方ない。ヨースケはまだ子どもだから。
おおっそうだ。ここによいCDがある。これを聞きなさい。
そうすれば子どものお前でも、トーチャンが言いたいことが
わかるだろう」

といって、私の父はこのCDに入っている
モーツァルト交響曲第41番を聞かせてくれました。


JOS VAN IMMERSEEL
Anima Eterna
W. A. MOZART Symphonies n° 39, 40 and 41
& Concerto for bassoon KV191
(ZIG-ZAG TERRITOIRES ZZT030501)
http://www.animaeterna.be/start_en.html


ハイ。嘘です。大嘘です。

私の父はクラシック音楽など一ミリたりとも
聞きませんでした。


でも「リッパな音楽」があるというのは
本当です。「理性と啓蒙の世紀」と呼ばれる
時代があり、後年、人類はその時期の
優れた音楽作品を「古典」と呼び讃えている
ことも本当です。

モーツァルト交響曲第41番は名曲中の
名曲ですから、演奏を選んでしまいますが、
私はこの演奏は好きです。

風格と典雅。それがフーガで展開される
のですから、もう私にとってはたまりません。

これがホントの風雅なんちゃって(笑)


おそまつ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Cuong Vu / It's mostly residial

よい友達の友達は、私にとってもよい友達と
なることが多い。これが私が人生で学んだ経験則です。

ですからよい友達が紹介してくれる人は
大切にするようにしています。

音楽についても同じこと。

大切な音楽家の友達は、私にとっての大切な
音楽家となることが多いです。

だから私はPat Metheney Groupのトランペッター
であるCuong VuのCD、It's mostly residialを
CD屋の店頭で見つけたときにすぐに購入することを
決意しました。
http://www.cuongvu.com/

現代は凶暴な時代です。
尖ったまがまがしさを否定することは、
残念ながらできません。

テクノロジーのスピードは、人間の
自然を超えてしまったのかもしれません。
でもそれが私たちが生きる状況です。

その状況の中で私たちは、生命としての
おおらかさを歌いあげようとしています。
それは一種悲痛さとなって現れるかも
しれませんが、実はそれは生命の賛歌なのです。

現代という時代の。

私の悪い癖でいつも話は大きくなっていますが、
このCDでのCuong Vuのトランペットには
そのような問題意識を感じさせられます。


いやもっと平易に言いましょう。
ストレスを感じる日には私はこのCDで救われています。

ジャズの現代的表現にご興味がある方はぜひどうぞ。


ちなみに私はこのCDでギタリストのBill Frisell
に興味をもち始めました。
http://www.billfrisell.com/

| | コメント (5) | トラックバック (0)

Harvard Composers / Mendelssohn String Quartet + Lucy Shelton (soprano)

にじみ出てくる控えめな知性には、
しばしば情感が伴ないます。
決して激情にはしらない、静かな情感が。

それこそが高い知性の証左かとも思えます。

このHarvard ComposersというCDには
そのような抑制の取れた、品性を伴なう
高い知性が感じられます。

しばしば日本では、アメリカのクラシック
音楽を、にぎわしいだけのものとして
低く見る傾向がありますが、それは偏見
でしかないことはこのCDを聞いてもよくわかります。

前衛にはしることもなく、守旧に停滞する
こともなく、ひそやかに書かれた
20世紀の弦楽四重奏作品集です。

神経質でなく繊細で、緊張感を失わない
安定感があります。

全五曲のうち、三曲目がソプラノ入りの
作品になっていますが、それがCD全体
の中でのよいアクセントになっています。

70分あまりの上質の時間が楽しめるCDです。
BIS-SACD-1264

SACDと書いてありますが、ハイブリッド版
ですので通常のCDプレーヤーでも聞けます。

http://www.bis.se/index.php?sokTyp=titel&sokText=Harvard+composers&Skicka=Search%21

このCDに注目させてくれた私のマイミクのHさんと、
広島ノルディックサウンド店長の津田さんに
感謝します。

*****

Harvard Composers

Walter Piston
String Quartet No.1 (1933)

Leon Kirchner
String Quartet No.2 (1958)

Earl Kim
Three Poems in French (1989) for soprano and string quartet

Bernard Rands
String Quartet No.2 (1994)

Mario Davidovsky
String Quartet No.5 (1998)

Lucy Shelton, soprano
Mendelssohn String Quartet, string quartet

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Salve Regina

20世紀を中心とした、16世紀から21世紀にかけての
女声合唱作品が集められたCDです。
ほとんどがsacred musicです。

神、神秘、あるいは魂といった存在(あるいは概念)は、
数百年、いや数千年と人類を魅了し続けています。

この21世紀になってもこの分野で新しい作品が
次々と書かれ、そしてそれらが伝統に新たな息吹を
注いでいるのは、ちょっとした驚きとはいえない
でしょうか。


もちろん金や権力というものも人間を魅了
し続けているともいえるでしょう。

でも金や権力は美を作り出したでしょうか。

人類の歴史は、金や権力が美を獲ようとして
無理やり作らせた滑稽で醜悪な作品のリスト
を作り出すことはできます。でも、金や権力が
美を創造した例のリストはなかなかに
作り出すことができないのではないでしょうか。


金持ちや権力者はしばしば美を求めようとします。
美を得ることが彼らの名声の確立につながると
考えるのでしょうか。

しかしそういった金持ちや権力者のところには、
なかなか美は宿りません。

スウェーデンの小さな町ユー (Hjo) の少女合唱団
によるこのCDは、いかなる金持ちや権力者も
手を触れることができない美の存在を示している
ようにも思えます。

金や権力はこのような美を壊すことはできるでしょう。
でも作ることはできません。

金や権力はこのような美を買い取ることはできるでしょう。
でも生かすことはできません。

世俗的にはおよそ弱く、役立たないようにしか
思えないものが、世俗の全てを超えるような
威厳をひそやかに保ちえていることは、人類の
文化の営みの基盤ともいえないでしょうか。


このCDを出しているCAPRICEというレーベル、
気がついたら私は結構買っていました。
http://www.caprice.rikskonserter.se/

ノルディックサウンド広島でそのカタログを
見せてもらいましたが、カタログがアート作品
となっており、いかにこのレーベルが音楽を
生活・人生のレベルで愛しているかということが
よくわかります。

このレーベルにとってのCDは単なるお金儲けの
道具ではありません。

CDを商品としか考えていないような宣伝文句
が多い日本の音楽業界のあり方は、正直、
どうかと思います。

少なくとも私は日本の音楽業界の広告や
雑誌は見なくなって久しいですが、それで
音楽生活が貧しくなったとはまったく思いません。

むしろ豊かになったといえるでしょう。

****以下、ノルディックサウンド広島からの情報*****

http://www.nordicsound.jp/

をクリック、さらにnewsletterのNo.99をクリックしてください。

Caprice CAP21751 サルヴェ・レジナ (Salve Regina)
マリア・ローヴベリ (1968-) Salve Regina (サルヴェ・レジナ) (2000)
アイネタ・ショルド (1947-)
 今日キリストは生まれた (Hodie Christus natus est) (2004)
ハンス・レオ・ハスラー (1564-1612)
 Gratias agimus tibi (われら感謝を捧げます) (1601)
ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ (c.1525-1594)
 ヘブライの子ら (Pueri Hebraeorum) (1581)
ヨハネス・ブラームス (1833-1897) レジナ・チェリ (Regina Coeli) (1863)
モッテン・ヤンソン (1965-) 一輪のばらが咲いた (Det är en ros utsprungen) (1995)
 Trina celi hierarchia (天軍九隊) (1989)
ペッカ・コスティアイネン (1944-) 北極光 (Revontulet) (1983)
ペール・グンナル・ペッテション (1954-) アレルヤ (Alleluia) (2003)
フランシス・プーランク (1899-1963)
 アヴェ・ヴェルム・コルプス (Ave verum corpus) (1952)
グスターヴ・ホルスト (1874-1934) アヴェ・マリア (Ave Maria) (1900)
アルヴォ・ペルト (1935-) ふたりの嘆願者 (Zwei Beter) (1998)
トマス・ルイス・デ・ビクトリア (1540-1611)
 おお、この道を行ったすべての人よ (O vos omnes) (1585)
  ユー教会ユース合唱団 マッツ・ベッティルソン (指揮)
  [録音 2006年9月29日-10月1日 ユー教会 (ユー、スウェーデン)]
  [制作 グンナル・アンデション  録音 ペール・シェーステン] 

| | コメント (3) | トラックバック (0)

« 2007年3月 | トップページ | 2007年5月 »