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Harvard Composers / Mendelssohn String Quartet + Lucy Shelton (soprano)

にじみ出てくる控えめな知性には、
しばしば情感が伴ないます。
決して激情にはしらない、静かな情感が。

それこそが高い知性の証左かとも思えます。

このHarvard ComposersというCDには
そのような抑制の取れた、品性を伴なう
高い知性が感じられます。

しばしば日本では、アメリカのクラシック
音楽を、にぎわしいだけのものとして
低く見る傾向がありますが、それは偏見
でしかないことはこのCDを聞いてもよくわかります。

前衛にはしることもなく、守旧に停滞する
こともなく、ひそやかに書かれた
20世紀の弦楽四重奏作品集です。

神経質でなく繊細で、緊張感を失わない
安定感があります。

全五曲のうち、三曲目がソプラノ入りの
作品になっていますが、それがCD全体
の中でのよいアクセントになっています。

70分あまりの上質の時間が楽しめるCDです。
BIS-SACD-1264

SACDと書いてありますが、ハイブリッド版
ですので通常のCDプレーヤーでも聞けます。

http://www.bis.se/index.php?sokTyp=titel&sokText=Harvard+composers&Skicka=Search%21

このCDに注目させてくれた私のマイミクのHさんと、
広島ノルディックサウンド店長の津田さんに
感謝します。

*****

Harvard Composers

Walter Piston
String Quartet No.1 (1933)

Leon Kirchner
String Quartet No.2 (1958)

Earl Kim
Three Poems in French (1989) for soprano and string quartet

Bernard Rands
String Quartet No.2 (1994)

Mario Davidovsky
String Quartet No.5 (1998)

Lucy Shelton, soprano
Mendelssohn String Quartet, string quartet

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