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2006年8月

SOFFet/ Everlasting one

SOFFet/ Everlasting one

060831soffet

肩から力が抜けた声と身体が音楽から伝わってきます。今までの日本の歌になかった、日本語をどんどん連ねてゆくラップ感覚の新しい感覚のメロディーです。でもそれをとてもポップに味付けしています。リップスライムにちょっとつながる感じです。

これは高感度お気楽都市Tokyoの音楽とはいえませんでしょうか。日本の若いおにーちゃんたちは、ニューヨーク黒人ストリート文化を換骨奪胎して、新しい文化に変えてしまったといえると私は思っています。

まさにジャケットのデザインが現わしているようなハイセンス。
とゆーか、私、こんな感覚大好きなんです。

このユニットのホームページは
http://www.soffet.jp/
このホームページも、むっちゃポップで、私は大好きです。

アマゾンでCDを買おうと思ったら
http://www.amazon.co.jp/everlasting-one/dp/B000G5S77W/

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チャーリー・パーカーCDボックスセット10枚組

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チャーリー・パーカーのCDボックスセット10枚組が、タワーレコード福岡店で1400円ぐらいで売っていた。
速攻で購入(←音楽中毒)。

http://www.hommage-multimedia.de/
が出しているのだそーだが、このURLをクリックしても、抜群にセンスのいい表紙が出てくるだけで、連絡先以外の情報は得られない。
ほんとはジャケット写真を取ってきたかったのだが、それもできない。
どんな会社なんだろう。

てゆーか、グローバリゼーションってすげー。
この10時間程度の文化遺産が、あーた、1400円ですよ。んで録音もOK。
CD1枚なら140円なのですよ(←貧乏性。不治)

グローバリゼーションってなんなのさ。


ともあれ、その廉価で入手できた10枚組を順繰りに7枚目まで聞く。

飽きないし、疲れない。

なぜだろう。

マイルス・デイヴィスのボックスセット6枚組は、私が10年越しに欲しかったセットで、バンドもトニー、ウェイン、ハービー、ロンという私が一番好きなマイルス・バンドなのだけど、続けて聞く気にはなれない。疲れてしまうだろうというのもあるだろうし、ひょっとしたら飽きてしまうかもしれない。

でもチャーリー・パーカーはどんどん聞ける。

なぜだろう。

運動性があるからかなあ。無理なくやってるスポーツ見るみたいに聞けるからかなあ。こっちの心身まで心地よくなるからなのかなあ。

それとも彼の音楽は、とにかく純粋で天真爛漫からなのかなあ。ひょっとしたらモーツァルトみたいに。

チャーリー・パーカーの私が持っていた貧困なイメージは「麻薬とアルコールと戦った壮絶なジャズマン」みたいなものだったけど、そうは聞こえない。

極めて良質のエンターテイメント音楽。

しかもとても創造的で聞いていてわくわくする。

特にCDの五枚目ぐらいからのアドリブはやっぱすごい。
ぜんぜん無理なくメロディーが発展するんだもん!

自然に体が動いてくる。

そしてその体の動きも、ハイドンやモーツァルトの音楽につられて出てくる体の動きよりも、ずっと私たちが親しんでいるテンポや様式に近いし。

またバックも、チャーリー・パーカーにあおられて(?)、いいノリと高いセンスで演奏している。

それに当たり前のことだろうけどやっぱりKo-Ko(CD6)なんてすごい。これは思いっきり現代的表現。


これはやっぱり現代の古典ね。

チャーリー・パーカーは昔、1枚1000円の廉価版でベスト版を買っていたから、10枚組なんて買わなくても、と思ったけれども、この買い物は正解だったと思う。

大切に聞き続けてゆこう。

オイラが年老いて、知らない介護士に紙おむつをあてられて介護されるようになった時も、イヤフォーンでチャーリー・パーカーを聞いていたい。

そんなファンキーなジジイもありだと思う。

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R.シュトラウスによるクープラン

リヒャルト・シュトラウスも、クープランという典雅なメロディー・メーカーの力を借りて、小編成の音楽を書けば、こんなに素敵な音楽が書けるのね。


「クープランのクラヴサン曲によるディヴェルティメント
           作品86」リヒャルト・シュトラウス作曲
                      (35分14秒)
             (管弦楽)オルフェウス室内管弦楽団
            <グラモフォン POCG-1635>

現代作曲家もどんどん過去の名作を、現代の感覚と力量で編曲すればいいのに。
20世紀前半には過去の名作の編曲が多かったように思うのだけど、最近は減っちゃったのかなあ。
なぜかなあ。

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11/9ルーマニア国立放送室内管弦楽団/広島市アステールプラザ

コンサートのお知らせです。

私の友人の奥様がピアノの一人です。
ぜひぜひ、お越しください。

11/9(木)開演18:45(開場18:15)
アステールプラザ大ホール(広島市中区)
鑑賞券3500円(当日4000円)、全席自由

指揮:石井和彦
ピアノ:桂杏子、魚住恵、久坂理奈

曲目
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調
ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調

問い合わせ:JCP事務局:電話・FAX0827-32-3858

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メンデルスゾーンとドヴォルザーク

19世紀のクラシック音楽は、よく奔放と個人技の時代で・・・と言われ、私もしばしば同意しているのですが、考えてみれば100年間にわたって人々が一様でしかありえなかったというのもないわけです。
19世紀にも抑制のきいたクラシック音楽もあるよなあ、と思ったのがラジオで聞いた下の曲でした。
もちろん抑制がきいたといっても18世紀音楽ほどではなく、そこに色彩というか色合いというか----やはり個人色とでも言うべきなのでしょうか----が加わっています。しかしまだ調和は保たれています。そして20世紀音楽のスリリングさにまでは到達していません。
それが中途半端、と思える時もあれば、このくらいもいい、と思える時もある、というのが私の気持ちです。

こんなふうに、自分では予期しなかった出会い・再会があるからラジオ(NHK-FM)は好きです。


「交響曲 第5番 ニ長調 作品107“宗教改革”」
                    メンデルスゾーン作曲
                      (25分33秒)
       (管弦楽)ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
                   (指揮)クルト・マズア
            <TELDEC WPCS-4446>

「ミサ曲 ニ長調 作品86」        ドボルザーク作曲
                      (45分19秒)
          (合唱)ロシア国立シンフォニック・カペラ
                (管弦楽)ロシア国立交響楽団
              (指揮)ワレリー・ポリャンスキー
           <CHANDOS CHAN-9505>

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モーツァルト・ピアノ協奏曲全集 インマゼール&アニマ・エテルナ

新しい表現ばかり求めていたら、反動で、基本の音楽を聞きたくなりました。
(何にしてもオイラは極端(笑))

とゆーわけで、

モーツァルト ( Wolfgang Amadeus Mozart )

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ピアノ協奏曲全集 インマゼール&アニマ・エテルナ(10CD)
• 演奏者 : Immerseel, Jos van (Fortepiano)
• 楽団 : Anima Eterna Orchestra
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=426623

数年前、私淑する音楽のお師匠さまが、「いい演奏だから、買っておくよーに。安いし」(笑)と言ってくださったCDを取り出しました。
お師匠さまが日頃使わない「安いし」というフレーズを使ってくださったところに、お師匠さまの私への深~い愛情を感じたのでした(笑)。

以下、ディスクの中で、盆休み仕事中の私の耳を捉えた箇所にのみ感想を書き連ねます。


Disc 1の
Clavier-Concer 5 KV 175 in D
のストレートでのびやかさ。もう現代人にはこんな曲は書けないのかもしれないと思うぐらいです。


Disc 2の
Clavier-Concert 28 KV 382 in D Rondo
これは確か、何かのクラシック音楽番組のテーマ曲に使われていたはずだけど、ほんとに優雅で陽気で快活。そして品がある。思わず笑顔になってしまいます。子どもにはこんな曲を、自然に、意識させずに聞かせてあげておきたいなあ。変態ドラムは大人になってからね(笑)。

と、顔がほころんでしまったら、次の
Clavier-Concert 12 KV 414 in A
も、いいわ。バランス感覚と生気が素晴らしい。こんなに生き生きとした音楽をどうしてかけるのだろう。
演奏するにしても、過剰とか作為があっては駄目なのだと思う。
こんな音楽を楽しめる心身を保っていたい。


Disc 3では
Clavier-Concert 13 KV415 in C
「あらあら、ウルフィーも、ずいぶん立派になっちゃったのね」とおじさんは目を細めるのであった。
(「ウルフィー」とは、映画『アマデウス』で聞いたはずの呼称です)。
オケの表現が、現在、私たちが親しんでいるような表現に近づいてきました。


Disc 4では
Clavier-Concert 15 KV450 in B flat
第一楽章の木管の音がいいなあ。モーツァルトの木管表現っていいですよね!
ユーモアというか、心の余裕感を表しやすいし。
日頃「炸裂するサックス」なんてものばっかり聞いていると、こーゆーのに癒されてしまうのよ、あーた。
第三楽章のメロディーが私は好き。この演奏のテンポもいいのかもしれない。速すぎないし。

Clavier-Concert 16 KV451 in D
立派だけど、優雅でもある音楽。
うーん、こんな人間になりたいなあ。いや、せめて、見てみたいなあ。
「あの人の立ち居振る舞いはKV451みたいだ」なんて台詞がしばしば聞かれる世の中なんていつか来るのかなあ。
オイラ、単純だから、この演奏が終わった時、一人で「ブラボー!」って言っちゃった(←バカ)。


Disc 5は
Clavier-Concert 17 KV 453 in G
これ有名曲ね。でもさ、どうしてこんなにいい曲が書けるの!?
第一楽章ではしばらく音楽に釘付けになっちゃった。
第三楽章は、子どものためのメロディーにも聞こえるかもしれないけど、オイラは大好き。オイラ、子どもだったら踊り出してるかもしんない(てゆーか、バレエはこれで踊らないの?)。

ああ、幸せ。


Disc 6は
Clavier-Concer 18 KV 456 in B flat
「おっ、ウルフィーどうしたの。ちょっと物憂げじゃない。まあ、ウルフィーも大人になったってことかな」みたいです。
(すみません、これを作曲した時にモーツァルトが何歳だったかといったことわからないので、勝手に書いています)。
でも第三楽章はしみじみといいなあ。どうも、私は彼のピアノ協奏曲では第三楽章を好きになる可能性が高いみたい。

Clavier-Concer 19 KV 459 in F
第二楽章で孤独なウルフィーを、今日初めて聞いちゃった。もうウルフィーって呼んじゃ駄目なのね。
第三楽章では音楽の構成がよい意味で複雑になっちゃったし(これを対位法って呼んでいいの?)。

もう、ウルフィーからモーツァルトになっちゃったのね。

とゆーわけで、6枚を聞いたところで、モーツァルトは今日はおしまい。

これで仕事がはかどってたら言うことなかったんだけど(爆)。


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Yusef Lateef/Wayne Shorter

なんで私は変なメロディーが好きなんだろう。
変なメロディーというのがきつすぎる表現としたら、不思議なメロディー。
自分が既に知っているカテゴリーというかタイプに決して回収されないメロディー。

超有名どころのビートルズでいうなら、ポールとジョンなら、圧倒的にジョン。ポールは美しすぎる。
さらに、ジョンよりも好きなのはジョージの、しかもIt's all too muchなんて曲。
ちょっと昔の日本のロックなら、「ヒーロー」以前の若い時代の甲斐バンド。
「きんぼうけ」なんてご存知?

変なメロディーは、どーも、私は好きです。
(私って、ソートー、へそ曲がりなのね)


で、このYusef Lateefという人。

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テナー・サックス、フルート、オーボエ、どれでもOKという、変なメロディー系の人に多いパターン(笑)。
http://en.wikipedia.org/wiki/Yusef_Lateef
http://www.yuseflateef.com/
コルトレーンや、フリージャズに影響を与えたそうな。
なるほど、なるほど。


広島タワーレコードのジャズセクションで鳴らされていて、二曲聞いたぐらいで、思わず店員さんに、これ何ですか
って聞いちゃった。
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=980822&GOODS_SORT_CD=101

なんでもSpartacusという曲が、日本の人気若手ジャズミュージシャンにカバーされて、再び注目を浴びているそーな。
でもその新しいカバーも聞いたけど、私はこっちのオリジナルの方が好き。
なんだかカバーの方は、「ハイハイ、確かにこういったスタイル、今、うけていますよね」と、即座に私に回収されちゃったよーな気がしたし。

それにしてもこのCDタイトルは、Eastern Sounds。

このEastってどこのことなのさ(笑)。

まあ、私たちも、ヘーキで、「西洋」なんて言葉使っちゃうしね。

要は、自分と異なるように思えるものを、見出して、それを何とか自分の中に取り込めばいいんでないの。
そうして自分の世界が広がればハッピーということで。

だから、私も、ますます変な音楽を求めるようになるのね(爆)

というわけで、現在の私になかなか回収されないアルバムということで、今度はWayne ShorterのAlegria。
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http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=892600

和音も音色もすごいや。スムーズだけど、回収されない。サポートメンバーのセンスもいいし。
「実験」や「前衛」となると、音の「汚さ」が伴いがちだけど、これはきれいな音だ。

「夜の貴女をジャズが演出」なんて、消費されまくっているようなパターン( ̄へ  ̄ 凸 )での「ジャズ」では全くないけど、私にとってはこういった音楽の方が「ジャズ」の名前にふさわしいと思います。ま、でも世間のイメージには勝てないということで、「同時代音楽」という私の褒め言葉ジャンルにこの駄文を書き込みました。

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Miles Davis/Four & More, In Berlin

またもや、盆休みの論文書きにおける逃避活動です(笑)。
中途半端なジャズ好きによる、ジャズをあまり知らない方のための、おせっかいな紹介文となっております。
m(_ _)m

Four & More

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1964年2月のニューヨークでのライブです。

トニー・ウィリアムスの、後年のパフォーマンスから考えると、まだ荒削りだけど、圧倒的に速いドラミングは、やっぱり私のようなライブ好きの人間にとっては、ものすごい魅力です。若干18歳の彼をバンドに招いたマイルスの大胆さには驚きます。このくらいの大胆さがあるからこそ、マイルスは、ポピュラー音楽のミュージシャンには珍しく、生涯を通じて自分の音楽を進化させることができたのでしょう。

逆に言うと、このくらいの大胆さがないと、マイルスも自らの過去の名作So What (Kind of Blue)などの呪縛から自由になれなかったのかもしれません。マイルスのこの自己超克は本当にすごい。

またこれまた若きハービー・ハンコック(23歳)が冴えているように思えます。クールだけど、このバンドの疾走に付いていっているどころか、このスピードにセンスを加えています。今、聞こえているのは、トニーとハービーだけの掛け合いですが、今聞いてもまったく新鮮です。


Miles in Berlin

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1964年9月の(西)ベルリンでのライブです。

サックスがウェイン・ショーターになりました。
トニーのドラミングが、わずか数ヶ月で、ぐっと表現力を増したように聞こえるのは、私の思い込みでしょうか。
「スピード」や「迫力」で言うなら、前作かもしれませんが、「表現」としては、私はこの作品の方がずっと好きです。

Autum Leavesではロン・カーターのベースとハービー・ハンコックのピアノが、この有名曲に深みを加えています。
でもって、ウェイン・ショーター。この超有名曲に、「こうソロを吹いてくるか!」、と驚くような、彼独特の、しつこすぎることもないが、絡み付いてくるようなメロディーを展開させてくるところは本当に私、好きです。
So whatでもウェイン・ショーターのメロディーは斬新です。彼の音楽を、まだまだ私たちは消費しつくしていないと思います。

なんかマイルス・デイヴィスへの言及がないことに今気がつきましたが、彼こそはこの音楽の基盤です。


私が本当に好きなのはネフェルティなどの、このバンド(サックス:ウェイン・ショーター)による後年のスタジオ録音作品であり、そこではご承知のように40-50年代に築き上げられた「ジャズらしさ」は崩壊し、全く新しい音楽表現が展開されているのですが、そこへ到達するための進化の過程を知るためにも、これらのライブ盤は非常に面白く聴けます。

まあ、そんな難しそうなこと言わずとも、「熱い」けれど高度なジャズを聴きたかったらどうぞ。

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「変態ドラム」(笑)

私はドラムが大好きです。

一番好きなのは、繊細でワイルドなジャック・ディジョネット、それから疾走する若き日のトニー・ウィリアムズ。

でもいわゆる「変態ドラム」(笑)も好きなんです。
そういえば、ジャック・ディジョネットがパット・メセニーのSONG Xで叩いているドラムも「スゲー」と思っちゃうし。「何なの、この知性!どうしたらこんなリズム叩けるのさ!!」という驚きです。私にとってドラムとは、最高に知的な楽器です。

というわけで、本日(盆休み)は、変態ドラムのCDを聞きながら、論文書いています。以下の駄文は、論文書きに疲れた時の、独言です。


*****

The Ladies: They Mean Us.
HECY-1025 2006年2月22日リリース

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これは確か、渋谷のタワーレコードで試聴して買ったはず。

ザック・ヒル(Zach Hill)というのがドラマー。ギターがロブ・クロウ(Rob Crow)。この二人は別々のバンドにいるらしいのですが、二人が組んだのがこのThe Ladiesというバンド。詳しくは
http://www.humanhighwayrecords.com/
をどうぞ。ライナー・ノーツとインタビューが掲載されています(日本語です)。購入もここでできます。

インタビューでは彼らは
「レイディーズ結成の理由は、単純に楽しいからだね。」
「今回コンセプトはないんだ。」
といっていますが、これらの言葉には納得。
音楽がすべてを語っています。


音楽は「ノイズ・ポップ」とも「シンプル・アヴァン・ポップ」とも呼ばれているようで。
でももちろん、単なる「ポップ」ではありません。グルーヴがあります。
最終の曲などは、もう現代音楽の表現です。

いい意味でのインディーズの革新性が出ていて、聞き飽きず、私は購入以来、たびたび取り出して聞いております。
(てゆーか、私はいわゆる売れ口のロックが退屈に聞こえてしまって、どーも聞く気になれないんです)。
こういう「変態ドラム」の場合、どれだけ、聞き飽きずに何度も聞けるかというのが、真価を判断する手段だと思っているのですが、その点、このアルバムは私は非常に高く評価したいと思います。

*****

CHEVREUIL: CAPOEIRA

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このCHEVREUILというユニットも基本はノイズギターと変態ドラム。( Tony C (Touch guitar) and Julien F (drums) )
これは広島のタワーレコードのUndergroundセクションで試聴して衝動買いしました。
ノイズをグイグイ出して、それにどんどんリズムを絡ませてゆくなんて、電気楽器によるロックの根源的な表現方法だと思います。
こういう表現は、私たちの衝動を、知性で抑制してしまうのではなく、さらに高い次元の表現にしているもののように思えます。
シンプルな編成ですから、音楽が重くなることもなく、かといって軽やかとは無縁の、インパクトのある表現が続きます。

詳しい情報(日本語)は
http://www.stiffslack.com/blog/archives/2006/03/chevreuil_scien.html


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PASSE MONTAGNE: Long play

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上のCHEVREUIL: CAPOEIRAの試聴の印象がとてもよかったので、関連CDとして置いたあったこれを試聴もせずに買いました。タワーレコードのポップによると、「こちらの方が凄い!」みたいな書き方をしていましたが、私はCHEVREUIL: CAPOEIRAの方が好きです。こちらはCHEVREUIL: CAPOEIRAを少し聞きやすくした(=ロック的なイディオムにとどまった演奏をしている)ように聞こえます。

ただインタビュー
http://www.stiffslack.com/blog/archives/cat_topics.php
では、「シェヴリルでは、ループにかなり気を取られる、気をつける必要があるんだ。Pasee Montagneでは、こういうところがないね。ドラマーとして、もっと古典的に演奏してみたかった、その点で、Passe Montagneでは、真のドラマーとして楽しみがあるよ。」との発言があります。まあ、私は実験的なドラミングが好きなのでしょう。


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Ahleuchatistas: What You Will

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http://info.hmv.co.jp/p/t/1428/373.html

これもフリー系の表現です。一応、インディーズあるいはオルタ系のロックに分類されるのかもしれないけど、まあ、そんな区分はどうでもいいですよね。
ホームページ
http://www.ahleuchatistas.com/
の表紙のイラスト(ジャケットではありません)が示しているように、このバンドの音楽にはユーモアというか余裕があります。それにノリもあります。そういったものがない「前衛」って、疲れてしまうことが多いですから、こういった姿勢を保っているミュージシャンというのは私は大好きです。

ここで聞かれるドラミングなども「ループ」系と言っていいんでしょうか?今日聞いたのはどれもこういった系統みたいです。私は自分で楽器ができませんし、音楽用語もあまり知りませんので、よくわかりません。

でも私はこんな「変態ドラム」、好きです。

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